平戸の旅 *1 求めよさらば与えられん



平戸大橋を渡り、島の中に入っていくと

まずはは何か情報をと思いツーリストインフォにいくことに。

小さな港沿いにそれはあって、駐車場が横にありました。

この駐車場を拠点に、ほぼ平戸の有名な観光名所にはいくことができて

長崎市内に移転される前の、最初のオランダ商館や

松浦史料館などもここから歩いていくことができます。


オランダ史料館の裏手にちょっと小高い見晴らしの良い場所がありました。



向こうには橋があって、

海を見渡す、平戸城。

天守閣からの眺めは最高でしょう。

今回は、工事をしていたので平戸城には行きませんでしたが。

徹底的なキリスト教の弾圧をしたことでも知られる松浦藩。

この穏やかな海と青の景色とは対極にあるものが行われていたのかと思うと、

不思議でしかたありませんでした。



観光マップをもらい、気の向くままに散策。

宣教師たちの銅像が。

多分、フランシスコ・ザビエルなでしょう。




通りには観光場所までの矢印や案内板などもあり、

あまり迷うことはありませんでした。

通りでは、お母さんが大量に魚を持って立っていたので

思わず「こんにちは」と声をかけてしまいました。


ちょうど飛魚のシーズンだったので、

大量の飛魚!

そしてこの巨大な魚は・・・・しいら・・・だったかなぁ

聞いたこともない名前を言われたんだけど・・・


お刺身にして食べるんだそうです。

「こんなに大きかったら、盛大なパーティーができますね」と

笑って言う私に、

お母さんはお刺身が苦手なんだそうで、

「調理するばっかりで大変なのよ」と。


飛魚は一夜干しにするんだそう。

日帰りならば、冷凍した一夜干しがあるからあげるよ。

って言われたんだけど、

残念ながら泊まりだったので、お気持ちだけいただきました。

優しいお母さん、ありがとう。


一度だけ飛魚のお刺身を食べたことがあって、

びっくりするくらいの美味しさだったのを記憶しています。

平戸でお刺身にしてくれる所あるのかなぁ。

またこの時期に飛魚食べに行きたい。



お母さんに別れを告げて、

「大丈夫なの?この道で。」

と旅館の裏などを通りながらたどり着いた、
ザビエルの記念碑。

来朝400年を記念して建てられた碑で、
エルサレムの方角を向いているんだとか。

あまり訪れる人もいないのか、お手入れがあまりされていなかったけど
1550年に日本にやってきたザビエルは
今以上に違う文化を持つ日本をどのように感じたんだろうと思いました。

きっと、これからの布教でワクワクしていたんでしょうね。


そして、そのザビエル教会。

こんな色の教会はスペインでも見たことがないけど、

なんかすごく平戸の風景にマッチしていてよかったです。

中はステンドグラスが綺麗で厳かでした。



ルルドもある。



この教会を見てから、

日本に戻る前に通っていた教会のことを思い出し、

今回は平戸の教会をめぐる巡礼の旅にすることにしました。



ここは

「教会と寺院のある風景」と言う場所。


こんな道を通って、

「あれ、どこにあるんだろう」

って思いながら振り返ったらザビエル教会とお寺が見えました。

静かで、とてもいい場所でした。


町にまた下りてくると、

足湯がありました。

この日はすごく暑かったので

足湯につかることはしませんでしたが、

今思えば、

温泉があったのか?

と。

よく見てくればよかったな。




さあ、こうして今回の旅は巡礼の旅となり、

教会と日本のキリスト教の歴史に触れることとなっていくのです。





最後に。

今年一年、たくさんの皆様に支えられながら

楽しく、有意義な日々を過ごすことができたと思っています。

ありがとうございました。

小さな歩幅でゆっくりとした歩みではあるものの、

少しずつ進んでいる自分を「よくやってる」と褒めてあげようと思います。

皆様にとって来る年も素晴らしい一年でありますように。

どうぞ、来年もよろしくお願いいたします。

良い年をお迎えください。



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